本日、欧州中銀(ECB)が金融政策を発表する。事前予想では政策金利の現状維持がコンセンサスになっている。ただ、25日に一部メディアがECB関係者の話として「6月理事会での緩和解除示唆を検討」と報じた事から、本日の理事会後のドラギECB総裁の会見でその地ならしが行われるとの見方が浮上している。

 23日の仏大統領選第1回投票を無難に消化したとはいえ、そこまでの前向きな姿勢に違和感を覚える人は少なくなさそうだ。

 インフレ率は2月こそ2.0%とECBの目標水準に到達したが、3月は1.5%となっており、インフレが加速しているとは言いがたい。また、5/7に行われる仏大統領選の決選投票で反EU候補のルペン氏が勝利するとのリスクを拭いきれない、という事情もあるだろう。今回の報道が匿名であることを考えると、ECBの主流派の意見ではない可能性が高い。したがって、現時点で6月理事会に向けた地ならしが行われる可能性は小さく、ユーロには反落リスクがあると見る
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)