明朝7時45分に、NZ1-3月期消費者物価指数が発表される。市場予想では前年比+2.0%と、前期の+1.3%から伸びが加速すると見られている。NZ中銀(RBNZ)のインフレターゲットが1-3%である事を考えると、その中央値である2.0%を超えるか超えないかで、市場の受け止め方は大きく違ってきそうだ。

 NZでは、10-12月期失業率が大幅に上昇(悪化)したほか、10-12月期GDPは予想を下回る伸びにとどまった。一方で年明け以降は、都市部の住宅価格が1-3月期も高止まりしており、NZの主要輸出品である乳製品価格は電子オークションでこのところ3回連続値上がりしている。

 先月、RBNZ総裁が「将来の金利の動きを巡るリスクは均衡が取れている」と述べた事からも伺えるようにRBNZの政策スタンスは中立と見られるが、1-3月期消費者物価指数が前年比+2.0%を超える伸びを示すようだと、RBNZの次の一手は利上げとの見方が市場に広がりそうだ。反対に+2.0%を下回れば、RBNZが1-3月期失業率(5月3日)や1-3月期GDP(6月15日)を確認するまで中立スタンスを維持するとの見方に繋がるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)