金融機関の構造改革・不良債権処理法に関する草案によると、ベトナム国家銀行(中央銀行)は、脆弱な銀行の全株式を1株0VND(約0円)で強制的に買収し国有化する政策を転換する可能性がある。

  国有化された後の脆弱な銀行の処理が課題になっていることがこの草案につながったと考えられる。現状、これら国有化銀行の買い手探しが困難になっている状況がある。

  国有化の代わりに、中央銀行は脆弱な銀行を特別監査対象とし、M&A(企業買収・合併)や解散、破産、他行または中央銀行への株式一部譲渡などの処理方案を採用する。現在、同草案について意見聴取が行われている。

  なお、国有化3行は、◇ベトナム建設銀行(Vietnam Construction Bank=VNCB)、◇オーシャンバンク(Ocean Bank)、◇GPバンク(GP Bank)で、中央銀行がそれぞれ2015年2月、4月、7月に全株式を1株0VND(0円)で強制的に買収し、国有化した。(情報提供:VERAC)