ランド/相場は11日に7.895円まで下落するも、200日移動平均線の前後で下げ渋り。翌12日はドル/円やクロス円が下落する中、ランド/円は逆行(=円安・ランド高)する展開となった。ランド買いの材料として、(1)南アの与党アフリカ民族会議(ANC)指導者の「ズマ大統領の今後について議論するために緊急会議を求める」との発言を受け、大統領が退陣する可能性が出てきたこと、(2)ギガバ新財務相が2017年予算に盛り込まれた財政安定化計画を堅持すると発言し、財政規律が緩むとの懸念払拭に努めたこと、が挙げられる。

 こうした中、約半月で1円急落したランド/円は買い戻される余地がありそうだ。足元で上値抵抗となっている日足の一目均衡表の転換線(執筆時8.110円)を回復して引けることができれば、短期的には基準線(同、8.429円)を目指して上値を伸ばすことも考えられる。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)