豪ドル/米ドル相場は、2月23日高値(0.77397ドル)と3月21日高値(0.77490ドル)を二つの頂点とし、その間の3月9日安値(0.74908ドル)をネックラインとするWトップの完成が目前となっている。本日の東京市場では米国のシリア攻撃を受けたリスク回避の動きによって0.75164ドルまで下落しており、ネックライン下抜け=Wトップ完成まで20ポイント強に迫る場面があった。本日の欧米市場では、シリアのアサド政権の後ろ盾であるロシアの出方が注目されるほか、フロリダで行われている米中首脳会談にも注目が集まりそうだ。米露関係や米中関係の悪化、ひいては北朝鮮への攻撃の可能性など「有事」へのリスクがさらに膨らまないか注意が必要だろう。投資家のリスク回避姿勢に拍車がかかれば豪ドル/米ドルのWトップ完成の可能性が高まる事になる。一方、「有事」への懸念が杞憂に終わり、Wトップ完成を回避できれば、0.77ドル台に向けた反転に繋がる可能性もある。そのほか本日は、米3月雇用統計も発表される。雇用統計を受けた米ドルの動きにも注目しておきたい。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)