昨日のドル/円は、一時110.20円台まで弱含んだが、NY市場に入ると110.80円台へ持ち直した。トランプ米大統領が「インフラ整備法案の規模は1兆ドルを超える可能性」に言及した事などから米国株と米長期金利が持ち直した動きに沿った。本日も節目の110円に近付くと底堅さを増しそうだ。

 もっとも、トランプ大統領は昨日、「対中貿易赤字は改善の必要がある」とも述べており、市場には明日から始まる米中首脳会談への警戒感もくすぶっている。このため111円台半ば以上では上値が重くなりそうだ。本日は、米3月ADP全国雇用者数(21:15)や米3月ISM非製造業景況指数(23:00)のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(27:00)も発表されるなど材料は豊富だが、市場の関心が「政治」に向いている中では、強い手がかりにはなりにくいだろう。

 本日の予想レンジ:110.200-111.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)