今月23日に発表されたメキシコ3月前半のインフレ率は前年比+5.29%と、2009年2月以来の高い伸びを示した。これを受け、メキシコ中銀の利上げ期待が高まっている。

 エコノミスト予想を見ると、0.25%利上げするとの声が多い。なお、一部で0.50%の大幅利上げを予想する声もあるが、ペソ安の一服やメキシコ経済の減速を考えると、実施の可能性は高くないと見る。

 政策金利が発表されると、その後は中銀の声明に市場の関心が集まりそうだ。足もとのインフレ上昇を強調するようならば追加利上げ期待が高まる可能性がある一方、低成長やペソ安一服に主軸をおくようならば利上げ休止観測が浮上する事も考えられる。思惑の交錯する中で発表前後は神経質な展開となるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)