昨日のドル/円は、一時110.60円台まで下落して年初来安値を更新。米下院がオバマケア代替法案の採決を延期した事が重しとなり8営業日続落となった。同法案の行方については、成立が遅れれば減税やインフラ投資など景気刺激策の審議も後ずれする公算が大きいため、市場は強い関心を寄せている。米メディアによれば、採決は本日にも行われる見通しであり、これが本日のドル/円相場にとって最大の焦点となる事は間違いないだろう。

 仮に、否決もしくは大幅延期となれば110円割れを打診する可能性もある。反対に、可決にこぎつければ8日続落の反動もあって上昇が見込めるが、数の面でさらに厳しい上院での採決が控えている事を考えると112円台の本格回復は難しいかもしれない。なお、採決に先立って米議会指導部などから様々なコメントが伝わる可能性があるため、関連報道には気を配っておきたい。

 本日の予想レンジ:110.000-112.100円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)