ピーバンドットコム <3559> (東マ)は、3月9日に東京証券取引所マザーズ市場に上場した。プリント基板のマーケットプレイスP板.com(ピーバンドットコム)を中心とした、GUGENプラットフォームの運営を行っている。大企業から中小企業、学校法人まで累計1万8000社超が利用、設計・製造・実装の見積、注文をインターネットだけで完結出来るのが強みとなっている。
 
 「IoT・ウェアラブル機器」の広がりにより、従来より付き合いの深いIT・エレクトロニクス業種の企業からの新規製品開発はもとより、異業種の企業からの開発受託の引き合いも増えており、今後のIoT・ウェアラブル機器に求められる「プリント基板の小型化・薄型化・軽量化」に応えるべく、フレキシブル基板や新技術基板への受付仕様の更なる拡大を進めている。また、開発に役立つ情報やノウハウを学べる無料講習会「P板.com技術セミナー」や、CAD利用方法を学ぶ「CAD講習会」の定期開催だけでなく、メルマガやSNS等の各種媒体を活用して顧客の開発・設計をサポートすべく随時情報の発信を行っている。
 
 2017年3月期第3四半期業績実績は、売上高が13億2400万円、営業利益が1億6300万円、経常利益が1億6400万円、純利益が1億0800万円に着地。
 
 17年3月期業績予想は、売上高が18億1700万円(前期比5.8%増)、営業損利益が2億2000万円(同3.7倍)、経常利益が2億1200万円(同3.2倍)、純利益が1億3600万円(同2.2倍)と大幅増益を見込んでいる。上場で調達する約3億円は、人工知能による設計など最新鋭システムの導入に充当する計画で、17年3月期は無配の予定だが、18年3月期以降に配当の実施を検討する方針。
 
 株価は、上場初日の9日に公開価格1650円の2.14倍に相当する3530円で初値をつけた後、高値3640円と急伸。この日換金売りが膨らみ2850円の安値引けとなった。P板.comでは、プリント基板を調達する際の最大のネックである「製造イニシャル費用」を全て無料、システム効率で実現した短納期、ファブレスで実現した優良な仕入先関係、15年間のPDCAで精度の高いマーケティングファネルを構築し、様々なPDCAの組み合わせにより安定した成長を実現しており、上場による知名度も向上し18年3月期も高い成長が続くと期待される。ただ、需給面では今月は新規上場を予定している銘柄が多く、短期的な換金売りが出やすい環境にあり、どのあたりで下値を固めるかじっくり見極めるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)(イメージ写真提供:123RF)