3日のドル/円は、終盤に113.80円台まで反落するなど、上昇を維持できずに取引を終えた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が3月利上げに前向きな見方を示した直後には114.70円台まで上昇して2月15日以来の高値を付けたが、利上げは織り込み済みとの見方もあってドル買いは続かなかった。もっとも、イエレン議長は「緩和の解除ペースは2015、2016年ほど遅くない可能性が高い」と述べており、3月利上げの後も引き締めスタンスを継続する意思を明確に示している。

 また、3月15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の前後にはトランプ米大統領の予算教書演説も行われる公算であり、足元でドルを売るべき理由は「持ち高調整」以外にはほとんどない。米国の金融政策の動向を反映しやすい米2年債利回りが約7年半ぶりの高水準で高止まりしている点から見てもドル/円相場には出遅れ感があると見ており、いずれかのタイミングで水準訂正が起きてもおかしくないだろう。

 本日の予想レンジ:113.500-114.900円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)