昨日のドル/円は、一時111.60円台まで下落して年初来安値に迫ったが、またしてもこの水準で下げ止まった。米地区連銀総裁から早期利上げを示唆する発言が相次いだ事を受けて終盤に112円台後半へ切り返した。米3月利上げの可能性を探る上で3日(金)に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長とフィッシャー副議長の講演への注目度が俄然高まっており、それに向けてドルが上昇する可能性も高まってきた。

 ただ、そうしたドル高進行への最難関が本日米議会で行われるトランプ大統領の演説(11:00)であろう。大統領が、実現性の高い減税策やインフラ投資策を議会に提示できるかが焦点だが、これまでの言動から市場には懐疑的な見方が少なくない。「期待はずれ」の演説に終われば再びドルが売られる公算が大きいだけに、ドル/円相場にとって目先のヤマ場となりそうだ。

 本日の予想レンジ:111.600 - 113.900円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)