本日(日本時間9日午前5時)、NZ準備銀行(RBNZ)が政策金利発表を行う。政策金利の据置き(1.75%)は確実視されているが、一部には緩和的な政策スタンスを中立化させる(利下げ打ち止めを示唆する)かもしれないとの見方があり、声明の内容に注目が集まっている。

 10-12月期のNZインフレ率が+1.3%に加速して、RBNZのインフレターゲット(1-3%)内に回帰した上に、RBNZが今週発表した2年インフレ期待も1.92%に上昇(前回1.68%)している。加えて、低金利環境の中で都市部の住宅価格上昇が続いており、RBNZが緩和スタンスを続ける根拠が薄れ始めたとの見方が浮上している。仮に、RBNZが中立スタンスへの転換を示唆すれば、市場には「次の一手は利上げ」との見方が広がる可能性もあろう。

 ただ、RBNZは利下げと同時に発表した前回11月の声明で「(低インフレ是正には)為替レートの下落が必要だ」として、明確にNZドル高をけん制した経緯がある。NZドル/米ドル相場は11月の利下げ後に一時1NZドル=0.68ドル台まで下落したが、現在は利下げ当時の0.73ドル前後に反発しており、今回もけん制が入る可能性を排除できないだろう。

 資源価格の持ち直しやトランプ米大統領の出現によって世界的にインフレ上昇の兆しが見られる中、NZドル
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)