27日のドル/円は、1週間ぶりに115円台を回復。ところが、今朝は114.70円台に急落してスタートするなど、不安定な値動きが続いている。トランプ米大統領の保護主義的な通商政策への不安と、拡張的な財政政策への期待が入り混じっているためだろう。今朝の下落については、週末の日米電話首脳会談で自動車貿易の不均衡問題に関する溝が埋まらなかったためとの見方もある。

 トランプ米政権が実際に通貨安政策を押し進めるかは依然として不明だが、市場の見方として「新政権のドル安志向」が定着しつつあるだけに、ドルの上値は抑えられる公算が大きい。ドル/円が、一目均衡表(日足)の雲上限や基準線、あるいは19日高値など複数のチャートポイントが重なる115.50-60円台の抵抗帯を攻略するには強力な追加材料が必要だろう。

 本日の予想レンジ:114.200-115.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)