米国の新大統領であるトランプ氏は24日、ツイッターで「明日は米国の安全保障にとって重要な日になる。とりわけ『壁』を造る!」とつぶやいた。これはメキシコ国境の「壁」を指しており、明日にも建設に向けた大統領令に署名するという意思表示と見られている。トランプ大統領は選挙中、メキシコからの不法移民が米国人の雇用を奪っていると訴え、国境の壁の建設を提唱してきた経緯がある。なお、その費用をめぐっては「メキシコに支払わせる」とも発言している。さらに、米新政権は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉も表明しており、メキシコにしてみれば頭の痛い問題が山積みの状態だ。

 いまのところメキシコペソ相場は、対ドル、対円ともに大きく崩れていないが、今後の米新政権の動き次第では下落圧力が高まっても不思議ではないだろう。今晩の大統領令が、もし実際に「壁」の建設に関するものなら、そのきっかけとなる可能性も捨てきれない。関連報道には注意しておきたい。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)