トルコリラ/円は12日に28.991円まで下落して過去最安値を記録した。テロにより国内治安が悪化している事や大統領権限が強化される公算である事など、足元を取り巻くトルコの状況は厳しい。こうした事がトルコリラ相場の重石となっているようだ。

 本日のトルコ中銀(TCMB)の金融政策発表について、市場の関心はリラ安抑制の姿勢が示されるかに集まっている。エコノミストの事前予想を見ると、政策金利の引き上げ(26人中大半)が多い。既に0.50%の利上げが織り込まれている可能性を考えると、予想以上の利上げを実施しないと、トルコリラ買いの材料としては力不足かもしれない。

 また、その際に発表される声明も見逃せない。11月の利上げの際にトルコリラ高が一時的となった背景として、エルドアン大統領が利下げを要求する中で追加利上げの公算は小さいとの見方もありそうだ。こうした事から、声明で追加利上げを示唆するかにも注目したい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)