為替は先週1ドル=112円台まで円高が拡大する場面もありましたが、週末は114円台へ少し戻りました。2017年1月の為替相場は、ほぼ想定通りの展開といってよいかと思います。昨年末(12月下旬)に、独自のチャート分析において円高シグナルが点灯したため、12月30日のブログ記事で次のように書きました。「11月以降、急速に円安方向へ駆け上がってきた米ドル円相場が少し調整局面入りすることが想定されます。具体的な円高調整メドは115円台~114円台」。さらに先週は最大の円高メドとして「113円割れのターゲットも」と書きました。確率は低いと見ていましたが、先週17日~18日にかけて本当に113円割れが実現して、112円台に突入。しかし、週末にはもともとの大きな円高調整メド(115円台~114円台)まで戻ってきて、そこで一旦落ち着いている状況といってよいでしょう。

 さて、今週の見通しにつきまして。とりあえず今月は、予想通りに円高になり、予想していた円高メドに到達。これにより、それまで抱えていた円高エネルギーが放出された状態です。ただ現状、トレンドが再び円安に転換したわけでもないので、しばらくは反発したり再度下落したりの展開を想定しています。相場ポイントをしいて挙げるならば、上方向は近いところで115円近辺。先週は「円安方向に戻る場合、115円までは戻りやすかったとしても、その115円台の水準では、比較的しっかりと上値を抑えられやすい」などとブログで書いて、先週木曜~金曜にかけては、まさにその水準でしっかり上値を抑えられました。今週はやや目線を下げて、115円近辺が第一の上値抑制ポイントになりやすいかなと見ています。なんらかの材料により急騰した場合は、現行水準からちょっと距離がありますが、117円近くにも壁があります。

 2017年1月は、米ドル円が円高になったのに対して、ユーロ円は粘り腰を見せています。先週は一時1ユーロ=120円台へと崩れかける場面がありましたが、週末は122円台へと、先月以降のレンジ相場にまた戻ってきました。上値抑制帯が123円台前半にありますので、実戦ではそのあたりをロスカット水準の目安としながら、売り継続のスタンスになるかと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)