昨日のドル/円は、好調な米経済指標や次期米財務長官の発言(ドルが長期的に強さを維持するのは重要)を受けて一時115.60円台まで上昇したが終盤に失速。本日のトランプ次期米大統領の就任演説(26:00頃)への警戒感がドルの手仕舞い売りを誘発したと見られる。

 トランプ氏が、公の場で発言したのはこれまで2回しかないが、そのうちのひとつが昨年11月の大統領選直後の勝利演説だ。これは、市場のムードをリスク・オンに一変させる優等生的なスピーチであった。もうひとつは先週11日の記者会見だが、この時はかつての「暴言王」のイメージが蘇る発言で市場をリスク・オフへと突き落とした。本日の就任演説で、どちらのトランプ氏が顔を出すのかによってドル/円相場の展開は大きく変わってくるだろう。市場は固唾を飲んで就任式を見守る事になりそうだ。

 本日の予想レンジ:113.800-116.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)