2017年の為替相場は、いきなり荒れ模様です。今年最初の1週間の値動きは、1ドル=117円でスタート → 118円台へ円安 → 115円へ一気に円高 → 117円へ反発。 結局、先週末の終値は、年末の水準とほぼ同じでしたが、1週間のうちに最大値幅3円以上も値動きがありました。

さて、今週の見通しについて。現状、方向性は下向き(円高方向)との判断継続でよいかと思います。年始に、超短期的な分析において買いシグナルが出る形となりましたが、新年早々、取引量が少ない中でのダマシのシグナルでした。それにちょっと惑わされてしまいましたが、結果的には、通常の短期分析において先月下旬からずっと下落示唆(円高示唆)が継続していて、それらが示唆する通りに先週は、一時、円高が拡大する(115円まで)場面がありました。最大で114円台もあり得るとの見方をしてきましたが、残念ながら、先週はそこまで到達することはありませんでした。そのため、ややスッキリしない部分も残っている(相場エネルギーの一部が残っている)との見方もでき、今週も、再度、円高に向かえば、115円~114円台がメドになると考えられます。

一方、円安方向の重要ポイントは117円台後半~118円近辺の水準。その水準が、比較的しっかりした上値抵抗帯になっています。その重要ポイントを上抜けるには、何か強力な材料が必要になると思われますが、もしも、突破することができれば、一気に120円の大台突破の可能性が高まります。まとめますと、今週の戦術としましては、上方向の重要ポイント(117円台後半~118円近く)をロスカット水準と定めて売りで攻めるアイデアがまず考えられます。他には、ノーポジションの状態で、重要ポイントを超える動きがあれば、そのトレンドに乗るアイデアも考えられるかなと思います。

ユーロ米ドル相場については、現状、一旦ユーロ安が底打ちして、ユーロ高・ドル安の短期トレンドに転じているとの認識になります。先週末は、チャート上の重要ポイントまで戻ってきました。が、特にトレンド転換には至っていませんので、今週再度、ドル安(ユーロ高)の流れが生じますと、1.07台到達が視野に入ってきます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)