ドル/円は、昨日の下落によって3週間ぶりの安値を付けた。下値支持と見られていた116.00円を下抜けた事で日足チャート上には、売りシグナルの一種である「ダブルトップ」が形成されたように見える。順当なら112円台後半を目指して下値を模索する局面に入ってもおかしくない。

 ただし、本日発表される米12月雇用統計の結果を確認するまでは判断を保留すべきだろう。米雇用統計はドル/円を軽く1-2円動かす力を持った横綱級の経済指標だ。獲らぬ狸の皮算用ではあるが、ドル/円が117円台半ばまで戻して今週の取引を終えれば、週足チャートのロウソク足は長い下ヒゲを生やした陽線となる。そこまで行かずとも116円台後半へ戻せれば弱気シグナルは大きく減滅する事になろう。

 12月分の米経済指標は概ね良好であり、米景気は好調を維持していると判断できる。季節要因以外で、米12月雇用統計が大きく悪化する可能性は低いと言って良いだろう。市場予想は、非農業部門雇用者数が17.5万人増(前回17.8万人増)、失業率は4.7%(同4.6%)、平均時給は前月比0.3%増(同0.1%減)となっている。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)