昨日の外国為替市場ではドルが全面的に下落。米国債に買いが集まり10年債利回りが約1カ月ぶりの水準に低下した事や、人民元がドルに対して大幅に反発した事が広範囲なドル売りを誘発した。これにより、ドル/円は2円を超える下落となり、一時115.20円台まで下値を切り下げた。116.00-118.50円のレンジを下離れた格好となっており、チャート面からは調整局面入りのサインが読み取れる。ただし、昨日の米12月ISM非製造業景況指数が1年2カ月ぶりの水準を維持するなど、米景気は堅調を保っている。

 こうした中、市場におけるドルの先高期待が崩れたとは考えにくい。本日発表される米12月雇用統計(22:30)の結果次第では、チャート上の弱気サインを吹き飛ばしてドル高の流れを引き戻す事も十分に可能だろう。なお、米12月雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数17.5万人増(前回17.8万人増)、失業率4.7%(同4.6%)、平均時給前月比+0.3%(同-0.1%)となっている。

 本日の予想レンジ:114.700-116.700円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)