ベトナム国家銀行(中央銀行)のレ・ミン・フン総裁は新年を祝う書簡を公表し、2017年の目標として経済社会の発展継続とマクロ経済の安定、経済成長モデルの刷新と持続可能な経済成長の推進に向けた経済構造の転換、社会保障の確保を掲げた。その上で、これらの目標達成に当たっては、銀行部門の責任が重く、多くの努力と取り組みが必要との認識を示した。

  フン総裁は2017年に予想されることとして、中長期金利の引き下げ、企業にとって有利で安全かつ効果的な融資の適切な管理、政府の指導に従った優先分野への集中的な融資などを挙げた。また、金融市場の安定を図るため、虚偽情報の流布防止など金融分野の情報管理を強化する必要があると強調した。

  2016年11月末に紙幣が新しくなるとの噂が流れ、国内の外国為替市場や金市場に影響を及ぼす事態となった。公安省が捜査し噂の発信者を特定するとともに、中央銀行は噂が事実ではないと発表した。こうした事態を受け、フン総裁は公安省と情報通信省に対し、風説の流布への対処について協力を要請した。(情報提供:VERAC)