最近のドル/円相場は、米10年債利回りの上昇に沿って上値を伸ばしてきたが、本日は取引開始直後から軟調に推移し、一時111.30円台まで下落する場面があった。時間外取引の米長期金利が低下する中で、これまでの上昇に対する反動が出た格好だ。ただ、この間、米10年債利回りが0.03%程度しか低下していないのに対して、ドル/円の下落幅は2.5円を超えるなど、調整にしては行き過ぎの感が否めない。売り一巡後に一時112円台を回復した動きについても、行き過ぎからの揺り戻しと読める。欧米市場にかけて米10年債利回りが2.32-33%前後をキープできれば、ドル/円は112円台半ばまで値を戻す事も可能だろう。ただし、30日の石油輸出国機構(OPEC)総会における減産合意には不透明感が根強い。もし、原油続落となれば米長期金利に低下圧力がかかりやすくなるため注意が必要だろう。