ドル/円相場は、16日に109.756円まで上昇したが心理的節目の110円ちょうどを前に伸び悩み。日足チャート上に上下のひげが長い十字線を付けた。足もとの相場は、トランプ次期米大統領が財政拡張的な政策を行うとの見方を背景にほぼ一直線に上昇したが、昨日の十字線の出現により調整局面に入る可能性が出てきた。

 本日から明日朝にかけて米国で多数の経済イベントが予定されている中で、最も注目されるのは日本時間18日朝と目される、トランプ氏の安倍首相との会談だろう。選挙期間中は日本に対する風当たりの強い発言が目立った(駐留米軍の経費負担の大幅拡大など)が、こうした内容が繰り返されるようならば、リスク回避の動きが強まり、短期筋がドル買い・円売りポジションを手仕舞うきっかけとなりそうだ。15日安値(107.773円)を下抜けるようならば、200日移動平均線(執筆時106.451円)に向けた一段安も考えられる。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)