昨日のドル/円は上昇一服。一時は109.70円台まで買われたが、109円台前半へと押し戻されて取引を終えた。NYダウ平均や米長期金利も小幅に低下しており、トランポノミクス相場は小休止といったところだろう。
そうした中、本日はNY市内で行われるトランプ次期米大統領と安倍首相の会談(時間未定)が注目されよう。トランプ氏は選挙期間中、日本に対して「通商不均衡」「安保無賃乗車」などと批判してきたが、会談でそうしたトーンがどこまで和らぐかが焦点。トランプ氏が保護主義的な発言を控えて友好的なムードが漂えば、リスクオンになりやすいだろう。
また、本日はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言を行う(22:00)。緩やかな利上げの正当性を主張すると見られるが、市場は12月の利上げを9割がた織り込んでいるため、手掛かり材料にしにくい面もありそうだ。
本日の予想レンジ:108.200-110.300円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
【今日のドル円】トランプ・ラリー小休止
2016-11-17 09:10

・外為リアルタイムレビュー(マーケットの動きをいち早くお伝えします) ‐ 外為どっとコム
・外為トゥデイ(チャートや注目イベントの記載で今日の見通しをわかりやすく解説) ‐ 為替相場を研究員が動画で紹介
・マネーを育てよう。マネ育。
・為替情報・外国為替FX情報ページ ‐ 主要通貨ペアのレートと外為最新ニュース
- ・【今日のドル円】110円台視野も引き続き過熱感(2016/11/16)
- ・【今日のドル円】やや過熱感も(2016/11/15)
- ・【今日のドル円】トランプ相場の継続性がカギに(2016/11/14)
- ・【今日のドル円】200日線を突破(2016/11/11)
- ・【今日のドル円】トランプ大統領はショックから期待へ?(2016/11/10)
関連記事