昨日のドル/円は一気に108.50円台まで上値を伸ばした。トランプ米次期大統領の財政・通商政策を睨んだ米株高と米債安(金利上昇)が引き続きドルを押し上げている。ただ、トランプ相場スタートから1週間が経過して、一部のテクニカル指標にはドル/円相場に過熱感を示すものが出始めた。昨日は、ボリンジャーバンドの+2シグマを上抜けた上に、短期(9日)の相対力指数(RSI)が80%台に上昇していた。

 また、昨日は米国株が伸び悩んでおり(NYダウは小幅高もナスダックは小幅安)、トランプ・ラリーにやや息切れ感も見られる。ドル高のトレンドが簡単に崩れるとは思えないが、足元ではスピード調整が起きてもおかしくない状況であろう。米10月小売売上高(22:30)が、高い伸びを示した前月の反動から予想(前月比+0.6%)に反して冴えない結果となれば、107円ちょうど付近まで調整する事も考えられる。

本日の予想レンジ:107.100-108.800円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)