昨日のドル/円は、米大統領選をめぐる不透明感が和らいだとして大きく上昇しており、前日比で約1.5円ものドル高・円安が進んだ。クリントン候補の「泣きどころ」であった私用メール問題について、米連邦捜査局(FBI)が違法性なしと判断した事で同候補の支持率が上昇するとともに、対立候補のトランプ氏が大統領に就任する「リスク」が低減したとの受け止め方が広がった。

 さて、本日はその米大統領選の投開票が行われる。一般人を対象とした世論調査では数ポイントの差しか付かないケースが目立つが、選挙人の獲得予想ではクリントン候補が優位と見られている。大勢が判明するのが日本時間で明日の午後になると見られるため、本日は様子見ムードが強まる公算が大きいが、市場がクリントン候補の優勢は揺らがないとの見方に傾けばもう一段のドル高・円安が進む可能性もある。少なくとも、この段階にきてリスク回避に流れが巻き戻される事は考えにくいだろう。

本日の予想レンジ:104.100-105.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)