本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表を行う。FOMCは年内利上げの意向を示してきたが、今回については米大統領選の直前とあって利上げを見送るとの見方で一致している。今回はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も予定されていないため、次回12月会合での利上げについて声明文に明確な示唆があるか否かが焦点となる。大統領選の直前に事実上の利上げ宣言はできないだろうとの見方がある一方、市場との対話を重んじるならば声明で利上げを示唆するはずだとの見方もある。実際に昨年も「次回会合でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標の引き上げが適切かどうかを判断する」との文言を盛り込んだ声明を利上げ直前の会合で発表した。

 ドル/円は、米大統領選におけるトランプ・リスクの再燃によって103円台後半に押し戻されたが、今のところは103.50円付近にある一目均衡表(日足)の雲の手前で踏みとどまっている。FOMCを経てもこの水準を維持できていれば、今回の下押しは上昇トレンド中の調整という評価に収まりそうだ。その意味からも、今回のFOMC声明は重要なカギを握るイベントと言えるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)