国会財政予算委員会によると、2015年末時点のベトナムの公的債務残高は約2600兆VND(約12兆3000億円)に上り、国内総生産(GDP)の62.2%に相当する。上限とされる65%にはまだ達していないが、残高はGDP平均伸び率の3倍以上の年+18.4%のスピードで増加しており、同委員会は上限を超える恐れがあると指摘している。

  同委員会によれば、国営企業の借金と返済は原則的には当事者である企業の責任だが、企業に返済能力がない場合は、政府の偶発債務となる可能性が高い。そのため、厳格に管理しなければ国の予算を圧迫する恐れがあるという。

  同委員会は政府に対し、公的な性質を持つ全ての債務を含めた公的債務の金額を算定し明確に報告するよう求めたほか、政府の偶発債務になり得る国営企業の債務に関する資料などを提出するよう求めた。

  一方、国の歳入に占める債務返済額の割合は、2015年に27.4%に達している。同委員会は「債務が年々増加しているのは、借金の設定が不合理で資金の利用効率が低いことを示すものだ」としている。(情報提供:VERAC)