ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)案件の「S10駅」を建設するため、タンソンニャット国際空港に近いタンビン区15街区にある面積2658.2m2の軍用地を回収することを決定した。

  この用地は、ベトナム人民軍防空空軍及びルンロー建設総公社が管理しているもの。土地収用に伴い、同市は規定に沿って立ち退き補償を行う。これに先立ち、同市人民委員会のグエン・タイン・フォン主席は3月、メトロ2号線の進捗加速に向けて土地収用を急ぐと発表していた。

  計画によると、メトロ2号線は全長11.3kmで、うち9.3kmが地下、2kmが高架となる。駅は11か所で、10か所が地下駅、1か所が高架駅。投資総額は当初13億7000万USD(約1380億円)で承認されていたが、後に計画よりも+7億USD(約707億円)(+51%相当)増の20億7400万USD(約2090億円)へと引き上げられた。

  同市メトロ管理委員会によると、投資総額を上方修正する理由は、物価や原材料費、人件費の上昇、設計の最適化や建設箇所の増加によるものだという。また、当初計画では施工期間が2018年までの予定だったが、設計調整により2023年または2024年の完成に延期となる見通しだ。(情報提供:VERAC)