交通運輸省傘下の交通運輸開発戦略研究所は、メコンデルタ地方におけるロジスティクスシステム及び交通運輸インフラ開発計画草案の一部である2016年~2020年の投資優先案件リストから、同地方アンザン省で計画されているアンザン空港建設案件を除外した。22日に同地方カントー市で開かれた会議で明らかにした。

  同草案によると、アンザン空港は軍民共用空港で、アンザン省チャウタイン郡カンダン村にある面積235haの農地に官民パートナーシップ(PPP)方式で建設する。投資総額は3兆4170億VND(約155億円)で、2020年までに1兆4810億VND(約67億円)、2030年までに1兆9360億VND(約88億円)を投資する予定だった。

  同案件を投資優先案件リストから除外した理由は、同空港の活動の非効率性が懸念されているため。同案件は、メコンデルタ地方における航空分野の投資の中で大きな割合を占めるが、同地方には既に複数の空港が存在している上、十分に機能していないため、新空港の建設は不要だと指摘されている。

  同地方の既存の空港として、カントー国際空港(カントー市)やラックザー空港(キエンザン省)、フーコック国際空港(同)などが挙げられる。カントー国際空港は2009年に開業し、2011年に第2期が完成した。しかし、同空港の稼動状況は、設計上の年間旅客処理能力300万~500万人に対してわずか10%程度に留まっている。(情報提供:VERAC)(イメージ写真提供:123RF)