英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)はこのほど、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島における2016年第1四半期の不動産市場レポートを発表した。インフラ改善や観光開発、国の支援政策などにより、同島のリゾート不動産市場は活発になっている。

  第1四半期末時点の供給戸数はビラ式住宅案件6件及びマンション案件1件の1700戸余りで、このうち、ビラ式住宅戸数の65%、マンション戸数の35%が売却された。また、購入者を地域別に見ると、ハノイ市が約80%と圧倒的な割合を占めるのに対し、ホーチミン市は約15%に留まっている。

  同島のホテルの大半は、地元住民が運営するもので、規模も小さい。第1四半期末時点で3~5つ星に格付けされているホテルは33%(客室数約2500室)に過ぎず、このうち60%がフーコック国際空港が開業した2012年末以降に活動を開始したばかりだ。

  2015年以前は供給客室数が限られていたことから、11月から3月にかけてのピーク時の客室稼働率は80%を超えていた。しかし、最近では供給数が急増し、今期の稼動率は53%に留まった。客室1室当たりの平均宿泊料金は1泊105USD(約1万1600円)で、他の各沿岸都市に比べ割高になっている。

  2012年末にフーコック国際空港が完成してから、同島を訪れる観光客の数は大きく増えている。2016年年初4か月に同島を訪れた外国人訪問者数は前年同期比+37%増の52万3000人に上った。(情報提供:VERAC)