グエン・スアン・フック首相は、2050年までを視野に入れた2030年までのハノイ首都圏建設計画調整案を承認した。これにより、東北部地方のフート省、タイグエン省、バクザン省の3省が新たに首都圏に追加された。

  計画によると、首都圏は、◇ハノイ市、◇ビンフック省(紅河デルタ地方)、◇バクニン省(同)、◇ハイズオン省(同)、◇フンイエン省(同)、◇ハナム省(同)、◇ホアビン省(西北部)、◇フート省、◇タイグエン省、◇バクザン省の10省・市から成り、総面積は約2万4300km2の地域となる。

  各省・市の位置付けは以下の通り。

◇ハノイ市、ビンフック省、バクニン省:ハノイ市は政治・行政の中枢で、管理・経営・研究・経済社会開発を統括し、大規模な商業・金融及び文化・歴史施設、高度な研究・教育施設を確保する。2030年までに、ハノイ市の都市化率を65~70%に引き上げることを目指す。ビンフック省、バクニン省は、ハノイ市と共に首都圏の中心地域となる。

◇ハイズオン省、フンイエン省、ハナム省:環境保全型の工業団地、裾野産業、商業、医療、教育、スポーツ、農産加工産業を開発し、首都圏の中心地域と沿岸地域を結ぶ。

◇ホアビン省:国家レベルのインフラ事業を整備し、首都圏の生態地域として自然環境を保護する。

◇フート省:文化・生態・遺産に関する観光地を開発する。

◇タイグエン省:医療及び教育の分野で開発する。

◇バクザン省:物流、観光、農業生産を開発し、東北部地方の平野部と山岳地帯を結ぶ役割を果たす。

  また、同計画における交通インフラ開発戦略の一環として、既存鉄道を改修し、旅客輸送速度を80~90km/h、貨物輸送速度を50~60km/hに引き上げる。

  特に、◇ハノイ~ホーチミン区間、◇ハノイ~ハイフォン(紅河デルタ地方ハイフォン市)区間、◇ラオカイ(西北部地方ラオカイ省)~ハノイ~ハロン(東北部地方クアンニン省)区間、◇ハノイ~タイグエン(東北部地方タイグエン省)区間、◇ハノイ~ランソン(東北部地方ランソン省)区間で優先的に展開する。

  更に、ハノイ~ビン(北中部地方ゲアン省)区間及びラオカイ~ハノイ~クアンニン区間の高速鉄道を新たに建設する。(情報提供:VERAC)