日本に生じる大災害の影響を真っ先に受けるのは中国企業のようだ。なぜなら日本には各産業を代表するリーダー企業が数多く存在し、中国の製造業はそれらの企業が製造する部品を購入しているためだ。中国メディアの慧聡工程機械網はこのほど、製造業のリーダー企業を育てるための中国の取り組みについて紹介している。

 記事は中国工業情報化部が2016年3月に発表した方案について紹介。この方案は200社の模範企業の能力をさらに向上させ、600社の企業の潜在力に磨きをかけ、模範企業のレベルに達するよう育成するという内容だ。

 ではリーダー企業の特長とはなんだろう。リーダー企業には市場の変化に対応する能力、また高品質な製品を提供でき、商品あるいはサービスを通してユーザーに素晴らしい体験を提供できるという特長があると記事は説明。

 日本には理美容用ハサミメーカーや絶対にゆるまないネジのメーカーなど、各業界、各産業をリードする企業が数多く存在する。世界市場で驚異的なシェアを持つ日本企業は少なくない。

 従って前述の方案が目指すのは、他社にないものを有す企業を数多く育てることだ。方案は「10年かけて1本の刀を研ぐ精神」また「優れた専門技術」の育成と向上を目標とすることを明確にうたっている。

 また記事は中国の機械工業情報研究院による世界のリーダー企業の特徴に関する調査結果についても紹介。この調査結果によれば、世界のリーダー企業の90%が製造業に属していた。2015年の中国GDPに占めるサービス業の割合は初めて50%を超えたが、中国には製造業の発展にも力を入れて強い国際競争力を持つ国に成長したいという願いがある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)