先月29日の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長からのハト派的発言を受けて米早期利上げ期待が後退すると、ドル/円相場は30日に112円ちょうど付近まで値を下げた。

 足元で上値の重い中、本日の米3月雇用統計に市場の関心が集まっている。事前予想は失業率:4.9%、非農業部門雇用者数:20.5万人増、平均賃金:前月比+0.2%である。先月は予想外となる賃金の減少が伝わるとドル/円が高値から1円ほど急落した。今回も平均賃金に要注意であり、予想を下回るようならばドルが売られる公算が大きい。先月30日安値(112.018円)を割ると、ボリンジャーバンド2シグマ下限(執筆時111.401円)に向けた一段安も考えられる。

 反対に予想より良好な結果となったとしても、先月末のFRB議長発言を受けて早期利上げ期待が後退している中ではドル買いの動きは限られるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)