日本と中国が受注を競ったインドネシアの高速鉄道計画では、日本は中国に敗れてしまったものの、日本が成長戦略の1つに掲げるインフラ輸出は新幹線の輸出に特化したものではなく、発電所や空港、道路、港なども含まれる。

 中国商務部の公式ウェブサイトはこのほど、インドネシアメディアの報道を引用したうえで、日本はインドネシア西ジャワ州の港湾整備プロジェクトへの参加に意欲を示していると伝え、「高速鉄道で中国との競争に敗れても、日本はインドネシアの巨大なインフラ市場を放棄していない」と伝えた。

 記事は、インドネシア政府の計画として、新たに整備される西ジャワ州のパティンバン港はジャカルタから東に約120キロ離れた場所にあると伝え、計画が中止となったチラマヤ新港の代替地であると紹介。

 さらに、パティンバン港の整備プロジェクトは2019年に第一期工事を終え、運用を開始する計画であると伝え、インドネシア政府は日本に対して借款の供与を求め、日本はすでに投資ついて原則同意する意向を示したと紹介した。また、インドネシア政府はまだ日本と借款の具体的な条件について協議を行っていないとしつつも、日本が借款を提供する場合は港の整備を行うのは日本企業となる見通しだと伝えた。

 また記事は、パティンバン港の近くにはトヨタやホンダなどの日本企業が工場を構えていることを指摘したうえで、パティンバン港が開港した場合の最大の受益者は日本企業になる見通しだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)