横浜ゴム <5101> は一時96円(4.89%)安の1868円まで急落した。野村証券が28日、投資判断を「ニュートラル(中立)」から「リデュース(弱気)」、目標株価を1830円から1750円に引き下げた。オランダのタイヤメーカーであるアライアンス・タイヤ・グループ(ATG)の買収で有利子負債が増え、中期的な株主還元余力が他社と比べて低下したと判断した。

 同証券では、ATGが高い収益性と成長性を持つことに加え、事業ポートフォリオ拡充にも寄与するなど、中長期的に事業運営上の高い親和性を持ち、シナジー発揮の可能性があると評価した。

 一方、買収はEV/EBITDAの比率が10倍程度と業界平均を上回るほか、買収資金として有利子負債が増加する見通しだとした。17年12月期のEV/EBITDAは5-6倍に上昇すると見込んでいる。(編集:松浦直角)