3月22日のスポット金は3日ぶり反発、前日比0.4%高の1248.10ドル/トロイオンスで引けた。ベルギーの首都ブリュッセルの空港と地下鉄駅で相次いで爆発が発生したことを受けて、逃避先とされる金の買いが強まった。

  爆発事件をめぐっては、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。テロでは少なくとも30人が死亡している。金現物は連続テロ事件を受けて、一時1.3%高の1260.10ドルまで買われたが、その後上昇幅が縮小した。
 
  また、世界最大のETF(上場投資信託) SPDRゴールド・トラストの金保有高が3月22日時点で821.66トンとなり、前営業日(18日)より2.7トン増となった。

  22日のWTI原油先物は弱含み、前日比1.1%安の41.17ドル/バレルで引けた。ベルギーで起きた連続テロ事件などを背景に投資家のリスク回避姿勢が強まったほか、4月予定されているOPEC会合に対しての不透明感も原油価格の重しとなった。

  石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国は4月17日にカタールの首都ドーハで増産凍結に向けた会合を開く予定だが、OPEC内で足並みが乱れている。報道によると、イラクとナイジェリアは参加の意向を示したが、増産を志向するリビアは不参加の方針を表明。また、増産方針を堅持しているイランがどのような対応を取るかも不透明で、市場ではなお警戒感がくすぶっている。(情報提供:東岳証券)