中国の自動車市場は世界最大の市場であるものの、中国経済の成長鈍化に伴い、市場そのものの成長速度も鈍化してきており、各メーカー間の競争も激化している。

 減速傾向にある市場のなかで日系メーカーは比較的健闘しているものの、中国自主ブランド車の品質向上もあり、韓国車は中国自動車市場で苦戦を強いられている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、韓国の現代自動車の2016年2月における中国自動車市場での販売台数は前年同月比28.1%減となったことを伝え、中国自主ブランド車が存在感を放つにつれ、シェアを奪われ始めていると伝えた。

 記事は、韓国メディアの報道を引用し、現代自動車の中国における2月の販売台数が前年同月比28.1%減の約5万3000台にとどまり、前月比ベースでは29.3%減となったと紹介。16年1月は前年同月比27.2%減だったことを指摘したうえで、2カ月連続で前年の実績を大きく下回ったことを紹介した。

 続けて、現代自動車の販売台数が大幅に減少していることは「現代自動車が中国自動車市場で非常に深刻な問題に直面していることを示す」としたうえで、中国自主ブランド車が飛躍的に品質を高めるなかで「現代自動車はより低価格の車種を投入する必要に迫られている」と指摘した。

 現代自動車の中国における状況は「急失速」と呼ぶに相応しい。かつては中国で「コストパフォーマンスの高さ」を武器に販売台数を伸ばした現代自動車だが、中国自主ブランド車が品質を向上させ、さらに安い価格で販売していることで、急激に現代自動車の販売台数が減少している。果たして現代自動車はここから挽回できるのか、注目が集まる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)