日本のカプセルホテルは日本人のみならず、日本を訪れる外国人旅行客にとっても人気だ。人気の理由は何と言っても「価格の安さ」だが、日本旅行を考えている中国人のなかには利用したことがないため実際の使い心地はどうなのか不安に思う人も少なくないようだ。

 だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、福岡市にあるカプセルホテルに実際に宿泊した経験を中国の読者に向けて紹介し、「日本のカプセルホテルは宿泊スペースは狭いものの、何でも揃っていて快適だ」と伝えた。

 記事は、カプセルホテルについて「資源を節約する日本の考え方が体現された存在」としたうえで、創意あふれるスペースの使い方をしている極めて日本らしいホテルと表現している。日本ではカプセルホテルを「日本らしい」と感じることは特にないが、広大な国土を持つ中国の人びとにすれば「極めて日本らしい」という印象を抱くようだ。

 さらに現代の日本のカプセルホテルには「暗くじめじめした感じ」はまったくなく、非常にモダンであると説明。また観光客や女性客の使い心地を中心に設計されたカプセルホテルも存在すると紹介している。日本を旅行で訪れる中国人のなかには安価なカプセルホテルを利用したいと考えている女性もいるはずであり、これは非常に貴重な情報になるだろう。フロアのみならずエレベーターまでが男女別となっており、女性は安心して利用できると説明している。

 また、低価格だからといって衛生管理が犠牲にされているわけではなく、シーツや枕カバーなどは毎日交換されていると説明。また気になる占有スペースの大きさは長さ2メートルほど、幅1メートルほど、高さ1.25メートルほどであり、身長が高い人でも十分に足を伸ばすことができ、座っても頭が天井につくことはないと紹介した。

 ただ記事は、防音の点では注意すべきであり、軽い咳払いでも隣に聞こえてしまうと説明。大きな声で話す習慣のある中国人にとっては必要な情報だろう。この点、ホテル内のいたるところに静かに行動するよう促す注意書きが貼られていることも説明している。またカプセルにはドアがなくカーテンでプライバシーをたもつため、誰かの「いびき」が聞こえることもあると伝え、耳栓の携帯を読者に勧めた。

 近年、中国でも日本のようにカプセルホテルが増えつつあり、価格は1泊60元(約1040円)であるため、中国のカプセルホテルに比べて日本のカプセルホテルは決して安い値段とは言えない。だが、中国ではカプセルホテルが登場してからまだ日が浅く、利用したことのない中国人は多いだろう。こうした記事は日本を訪れた中国人旅行客によるカプセルホテルの利用をさらに促進するものとなるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)