国内で急ピッチの整備を進め、国外でも積極的に売り込みをかけている中国高速鉄道。日本などのライバルに対してさまざまな「世界一」をアピールしているが、日本のみならず韓国に対しても現状で到底かなわない「指標」があるようだ。中国メディア・都市女報が4日報じた。

 記事は、欧州の交通機関予約サイトGoEuroがこのほど発表した、高速鉄道にまつわる世界ランキングの内容を紹介。中国は高速鉄道の総延長が1万9369キロメートルで世界1位にランクしたとした。これに対して、日本はスピード記録と総合評価でそれぞれ1位を獲得したとしている。

 さらに、高速鉄道の人口カバー率に言及。国内の全鉄道路線中で高速鉄道がわずか1.62%しか占めていない韓国が44%と世界一の座を獲得したのに対して、国内鉄道の29.22%を占める中国高速鉄道の人口カバー率は「膨大な人口ゆえ」にわずか10.7%に留まっていると伝えた。

 どのような基準で人口カバー率を算出したのか、この記事の内容では不明ではあるが、人口の少ない韓国の数値が高く、人口の多い中国の数値が低くなるというのは、現実的と言えそうだ。人口カバー率の低さは、仮に高速鉄道利用者の絶対数が多くても、高速鉄道と縁がない人がさらに多いことを意味する。中国の高速鉄道が「国民的な乗り物」になるには、まだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF)