豪ドル/円は鉄鉱石価格や原油など商品価格の上昇が追い風となる中、4日に発表された米2月雇用統計の好結果を受けてNYダウ平均が上昇した事もプラスとなり、一時84.925円と2月4日以来の水準まで上昇した。ただ、この水準は一目均衡表(日足)の雲の上限という事もあって頭を押さえられ、今朝の東京市場では84円台前半でおおむね推移している。これは、日経平均が下落した事が重石となった模様。豪ドル/円は3月に入って4日連続で上昇していた事もあり、米雇用統計という一大イベントの消化、かつ10日に行われる欧州中銀(ECB)の理事会を控えて「一旦利食いに」という意識になりやすい点も、アジア市場中の豪ドル/円の頭を押さえた要因であると言える。

 本日は大きな経済イベントは特に予定されていないが、欧州・米国市場でも株価が軟調であれば、豪ドル/円にさらに下押し圧力が掛かり、4日の上げ幅を消す動きになる可能性がある。84.00円を割り込めば、4日の安値圏、かつ一目均衡表の雲の下限がある83.20円前後まで下げ余地が拡大しよう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)