韓国経済の苦境が数字となって現れている。韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版は1日、韓国産業通商資源部が発表したデータを引用し、韓国の2月の輸出額は前年同月比12.2%減の364億ドル(約4兆1145億円)にとどまった見通しだと伝え、14カ月連続で前年同月の実績を下回ったと報じた。

 記事は、韓国の輸出が14カ月連続で前年割れとなっただけでなく、2015年12月から3カ月連続で前年の実績に比べて「2桁」のマイナスになったことを紹介。産業通商資源部の見解として、原油価格の下落や輸出単価の下落、世界経済の落ち込みによって、韓国の輸出も減少していると指摘する一方、一部の輸出品目では持ち直しの動きも見られると報じた。

 続けて、韓国の輸出が減少する国内外における要因はまだ改善されておらず、短期間で輸出が回復する見通しも立っていないと伝え、「16年は貿易額1兆ドル(約113兆円)という目標を達成するのは困難」と指摘した。

 また、韓国経済が直面する苦境を示すデータはほかにもある。韓国では製造業の景況判断指数(BSI)が低下しているのだ。韓国の中央銀行である韓国銀行が発表した2月の製造業の景況判断指数(BSI)は63に低下し、中東呼吸器症候群(MERS)が発生した15年6月の水準すら下回っている。

 BSIは100以上であれば企業が景気に対して楽観視していることを示すが、63という数値は多くの企業が韓国経済の冷え込みを実感していることを示すと言えよう。外需に依存する韓国経済だが、世界経済の回復の遅れによっていよいよ深刻な状況となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)