2月26日のスポット金は4日ぶり反落、前日比0.7%安の1224.20ドル/トロイオンスで引けた。外為市場でのドル高進行及び株式市場の上昇を背景に、金への逃避買いが減退した。

 NY時間発表された米第4四半期の実質国内総生産(GDP・年率)(季節調整済み)改定値は前期比1%増と、速報値の0.7%増から上方修正された。また、1月の米個人消費支出(PCE)は8カ月ぶりの大幅増加とり、PCE価格指数は伸び率が2014年10月以来の最大となった。市場予想を大きく上回った経済指標を受け、米国が景気後退に陥るとの懸念は和らぎ、ドル高が進行し、対円は一週間ぶりの高値113.973円、対ユーロは約3週ぶりの高値1.09104ドルを付けた。

 26日のWTI原油先物は3日ぶり反落、前日比約1%安の32.74ドル/バレルで引けた。主要産油国による増産凍結期待などを背景に上昇したものの、その後は利食い売りの台頭で急速に値を消し、不安定な値動きが続いている。

 米エネルギー情報局(EIA)が24日に公表した週報で、ガソリン在庫が15週ぶりに取り崩しを記録したことが明らかになったほか、ベネズエラ石油相は25日、産油国が3月会合の開催地を協議していると述べた。主要産油国による増産凍結期待感から原油は買われて、一時約1ヶ月ぶり(1月28日以来)の高値34.67ドルを付けた。ただ、その後は下落に転じ、マイナス圏に沈んだ。

 今週スーパー・チューズデー及び米2月雇用統計が予定しており、価格の乱高下は要注意。(情報提供:東岳証券)