中国メディアの中国新聞社によれば、韓国の仁川国際空港と龍遊駅を結ぶ同国発の商用リニアモーターカー「仁川空港マグレブ」が3日午前、開通した。韓国メディアは「韓国は日本に次いで、低中速の都市型の商用リニアモーターカーを開通させた世界で2番目の国になった」と誇らしげに伝えたという。

 報道によれば、韓国は1993年に開催された大田(テジョン)国際博覧会でリニアモーターカーに関する技術を初めて披露。その後も技術の改良を続け、3日にようやく一部区間での開通にこぎつけた。

 記事は、「仁川空港マグレブ」は毎日午前9時から午後6時まで、15分間隔で運行されると紹介。仁川国際空港と龍遊駅を結ぶ約6.1キロメートルを約15分で結ぶと伝え、最大時速は80キロメートルだと伝えている。

 続けて、韓国政府は2006年10月に商用リニアモーターカーの建設計画を定め、開通までの9年4カ月間で約4000億ウォン(約398億円)を投入したと紹介した。だが、「仁川空港マグレブ」の工事竣工は12年8月で、13年9月には正式に開通する計画だったとする一方、試運転中に多くの問題が発生し、開通が遅れに遅れていたと報じた。

 リニアモーターカーについては、中国湖南省でも中国初の完全自主設計、自主製造、自主施工と自主管理による中低速リニアモーターカーの試験運行が行われている。日本は山梨リニア実験線で実施した超電導リニア車両は時速600キロ超を記録しているほか、リニア中央新幹線は時速500キロで営業運転を行う計画だ。韓国でもリニアモーターカーが開通したことで、将来的には日中韓がリニアモーターカーの輸出でしのぎを削るということもあるかも知れないが、一部報道によれば、仁川空港マグレブは運行開始からわずか8分後に急停止し、浮上していた車体が線路に落ちるトラブルが発生したという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)