中国自動車市場において、各自動車メーカーが2015年の販売実績を公表しているが、結果は「日系車の独り勝ち」だった。中国メディアの中国汽車報網はこのほど、日系車が販売成績において「非の打ち所のない逆襲を果たした」と伝えている。

 記事はまず日系合弁メーカー主要7社の15年の販売目標達成率を紹介。長安マツダは100.8%、東風ホンダは101%、広汽トヨタは102.2%、広汽ホンダは115.8%、一汽トヨタは101.3%、東風日産は102%と、各社が軒並み年度目標を超えた。減速傾向にある中国自動車市場において、これだけの成績を収めたのは素晴らしいの一言だ。

 記事が「非の打ち所のない逆襲」と指摘するように、2014年度は長安マツダを除いた日系メーカーは目標未達だったが、2015年度は6社が目標達成を果たした。また記事は「日系車の独り勝ち」とも述べているが、これは中国自動車市場が伸び悩むなかで日系メーカーだけが非常に良い成績を収めたからだ。

 日系メーカーが15年度に好成績を収めた原因として、新製品を主軸に販売戦略を展開したことや、販売チャネルを開拓して営業力を増強させたことなどがあると説明している。さらに、16年に日系4大メーカーは新たに32種の新車を投入するだろうと記事は分析した。

 一方、韓国メーカーの15年の販売目標達成率は東風悦達起亜が102.7%、北京現代は91.6%だった。起亜は目標を達成したが、販売台数は14年度の64.6万台から15年度は61.61万台に減少。中国での事業開始から初の減少となった。

 また現代と起亜を合わせた15年度の中国市場での販売量は167万8900台であり、14年度の176万7000台から8万8100台も減少した。記事は「韓国系合併メーカーが寒波に襲われた年だった」としているが、日系メーカー主要7社の15年度の販売台数は328万8400台で14年度の290万4300台から38万4100台も増加した。中国自動車市場において、15年は日韓ブランドの明暗がはっきりと分かれた年だったことが分かる。(編集担当:村山健二)