本日は、南アフリカ中銀(SARB)が金融政策委員会を開催する。SARBは前回11月の委員会で政策金利を0.25%引き上げて6.25%としたが、今回は0.50%の追加利上げを行うと予想されている。利上げとともにクガニャゴ総裁が追加的な引き締め姿勢を示せばランド高が進む公算が大きい。

 ただし、南アフリカを取り巻く足元の情勢は、資源価格の低迷などによって景気下押し圧力がかかりやすい一方、ランドの下落によるインフレ高進への懸念も強いという、SARBにとってみれば難しい舵取りを迫られる局面だ。クガニャゴ総裁も今月20日に「経済成長鈍化とインフレ率上昇という政策上のジレンマに直面している」との認識を示している。

 今回、市場はSARBがインフレへの対応を優先すると見ているようだが、もし景気への配慮から0.25%の利上げに留めれば(利上げ見送りの場合も当然)、ランド安に振れる可能性があろう。ここ最近は、利上げ期待もあってランドが持ち直し気味で推移しているだけに、利上げ幅が期待に届かなかった場合の失望は小さくなさそうだ。

なお 、大手通信社による現地エコノミスト(26名)の予想では、据え置き2名、0.25%利上げ6名、0.50%利上げ17名、0.75%利上げ1名となっている。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)