1月20日のスポット金は3日ぶり反発、前日比1.3%高の1100.88ドル/トロイオンスで引けた。世界的な株安や原油安を背景にリスク回避の動きが広がって、安全資産としての金が買われた。

  中国経済の先行き不安や底値が見えない原油安を背景に、この日は世界的に株が売り込まれた。日経平均は1年3カ月ぶりの安値を記録、ダウが一時400ドル超下げを記録した。金融市場全般で投資家のリスク回避姿勢が強まっていることから、金の買いが活発化し、終日堅調に推移した。  

  また、冴えない米経済指標も金買いを後押しした。商務省が発表した2015年12月の住宅着工件数は2.5%減(前月比)の114.9万戸と、予想の119.5万戸を下回った。労働省が発表した12月の消費者物価指数(CPI)は0.1%(前月比)低下した。

  20日のWTI原油先物は大幅に続落  前日比約4%安の28.25ドル/バレルで引けた。世界的な供給過剰懸念が背景となった。米欧などによる対イラン経済制裁解除に伴い、同国産原油の輸出拡大観測が浮上しており、世界的な供給過剰懸念が一段と強まっている。また、中国経済の減速不安がくすぶっており、同国のエネルギー需要が鈍化するのではないかとの警戒感も根強い。この日の上海総合指数は約1%下落した。原油先物下落が加速、一時27.54ドルまで下落した、その後下落幅やや縮小し、28ドル上方で引けた。

  市場は今夜NY時間発表する予定の米エネルギー情報局(EIA)週間石油統計に注目している。(情報提供:東岳証券)