1月19日のスポット金はほぼ横ばい、前日比0.1%安の1087.17ドル/トロイオンスで引けた。中国の経済成長をめぐる懸念が和らぎ、世界的に株式相場が上昇したことから、逃避先資産とされる金の需要が減退した。

  中国国家統計局がこの日発表した10-12月期の国内総生産(GDP)は6.8%増(前年同期比)と、2009年以来の低い伸びとなったことを受けて、一段の景気対策への期待が広がり、リスク選好が増したことで、金は終日軟調だった。また、この日上海総合指数は3%超の上昇となり、終値では3000ポイントを回復したことも金の重しとなった。

  19日のWTI原油先物は高寄りしたが、その後下落に転じ、前日比1.7%高の29.42ドル/バレルで引けた。欧米などによる対イラン制裁解除をきっかけに需給緩和懸念が一段と広がる中、国際エネルギー機関(IEA)が世界の石油市場が「供給過剰であふれ返る」可能性があると指摘したことが売りを誘った。アジア時間からNY序盤まで原油価格はジリ高、一時日中高値31.33ドルを付けたが、その後反落に転じ、上げ幅のほとんどをはき出した。(情報提供:東岳証券)