信頼を築くには多くの時間を要するが、失うのは一瞬だ。これは日本に限らず、中国をはじめとする国外でも同様の原則と言える。日本企業が中国で真面目に仕事に向き合ってきた結果が信頼となり、少しずつ結果に表れているようだ。

 中国メディアの騰訊はこのほど、2015年における中国自動車市場でホンダの販売の伸びが著しかったことを伝え、ホンダをはじめとする日系自動車メーカーが中国国内で躍進する様子を伝えた。

 記事はホンダの中国市場での販売台数が15年に初めて100万台を突破したことを紹介。中国経済の鈍化とともに中国自動車市場の成長も鈍化しているなかで、ホンダの販売台数は前年比32.5%増と大きな伸びを示したことを称えた。

 続けて、ホンダが初めて中国市場で販売台数100万台を突破したことのほか、ホンダに限らず日系メーカーが軒並み販売台数を伸ばしたことを指摘。もちろん、日系車の躍進の背景には中国でドイツ車に対する信頼が揺らいだことも1つの要因として挙げられるだろう。これまで中国ではドイツ車は堅実で信頼できるというイメージを確立していたが、1つの不正を機に信頼を失ってしまったことが見て取れる。

 日本企業が真面目に真摯に仕事に取り組み続けた結果、中国自動車市場におけるシェアは少しずつ拡大している。日本と中国は歴史問題や領土問題などを抱えているが、日本企業の着実な努力は間違いなく結実しようとしており、16年のさらなる飛躍が楽しみだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)