中国経済への不安や資源価格の下落を背景とするリスク回避ムードもさることながら、15日は米経済指標に弱い結果が目立ち、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ期待が後退した事がドル/円を圧迫。

 世界景気の低迷と金融市場の混乱が、頼みの綱の米経済にも波及し始めた可能性が意識されているようだ。そうした悲観的な見方は行き過ぎ(米1月ミシガン大消費者信頼感指数の上昇が示すように引き続き米消費者マインドは好調)にも思えるが、足元の暗いムードを変えるきっかけが見当たらない事も事実だろう。
16日に発表された欧米によるイランへの制裁解除も原油安・株安・円高の流れに繋がりやすい。

 ただ、ドル/円が115円台に突入すれば、日銀が追加緩和に動くとの期待も根強く、116円ちょうどに接近すればひとまず買戻しが入りそうだ。日銀の追加緩和観測については、黒田日銀総裁の発言内容が材料視される可能性があるため注目しておきたい。

 本日の予想レンジ:116.100-117.700円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)